ぺんてる「トラディオ プラマン」万年筆の代わりに!美文字が書ける水性ペン
こんにちは、クリポンです。
ペンとはインクを使う筆記具の総称で、ボールペンやマーカーなど様々なものがあります。中でも書きやすさナンバーワンは万年筆ではないでしょうか。
それなのにボールペンなどに比べて使用率が低いのは、少々扱いが面倒な上に、値段が高めであることが挙げられます。
面倒なのだけれど、あの書き心地は何ものにも代え難い。そこで生まれたのが水性ペンで、滑りの良さは万年筆に近く、簡単に扱えるのが利点です。ただ水性ペンと言っても商品によって硬め/柔らかめと、その書き味は様々です。
今回は水性ペンの中でも万年筆っぽい書き味!と評判の、ぺんてる「トラディオ プラマン」をレビューします。
Pentel 「Tradio Pulaman」 しなりが心地よい!滑らかペンレビュー
線の強弱がつけられる水性ペン
こちらはぺんてるのトラディオシリーズです。
上がトラディオ・プラマン、下がエナージェル・トラディオです。
トラディオの特徴は、一目でそれと分かるキャップのデザインと大きめなボディにあります。水性ペンや万年筆などのシリーズがある中、中心的存在はプラスチックペン先の「トラディオ プラマン」でしょうか。
1979年に発売となった「プラマン」をベースとし、その進化形として登場したのがトラディオ プラマン。プラマンの良さをトラディオ プラマンも継いでいて、どちらも万年筆のいいとこ取りをした水性ペンです。滑らかな書き味は万年筆を彷彿とさせます。
トラディオ プラマンのペン先です。ちょっと変わった、他には見ない形をしています。
ペン先はプラスチック製で、かすかに弾力性があります。線の強弱がつけやすく、文字でも絵でも細部のコントロールがしやすいです。
トラディオ プラマンの線幅は0.4〜0.7mmとされており、力の加減で少しですが調節ができます。
太め/細めの線をうまく使うことで味のある文字が書きやすいです。ただ細字ではないので、小さな文字を書くにはあまり向かないかもしれません。
エナージェルトラディオはその名の通り、エナージェルのリフィルをトラディオのデザインに採用したものです。
エナージェルの0.7mmは結構太いので、それに比べればトラディオ プラマンは線幅細めです。
プラマンとトラディオの違いは?
プラマンの後継モデルとも言うべきトラディオ プラマン。ペン先の作りはほぼ同じなのですが、大きな違いが2つあります。デザインの違い、そしてリフィル交換ができるかどうかです。
軸のデザインの違い
こちらがプラマンです。
そしてトラディオ プラマン。
プラマンは1979年発売とあって、レトロな雰囲気を感じさせます。一方トラディオ プラマンは形が凝っていて、より今風ですね。
プラマンに対しトラディオ プラマンは完全リニューアルされたデザインで、ペン先が同じ兄弟ペンとはいえ、見た目は全く別物のようです。
ちなみにインクのカラーバリエーションについては同じではなく、プラマンは全9色、トラディオ プラマンは全3色(黒・青・赤)です。
トラディオのキャップの先には窓が付いていて、中が見えます。
こんな感じに、ペン先の種類を見分ける目的もあるのかもしれません。
カートリッジ式のトラディオ プラマン
プラマンが使い捨てペンであるのに対し、トラディオ プラマンはインクカートリッジの交換ができる。これがトラディオ プラマンが進化したと言われる所以です。
ペン先も含めての交換になります。プラスチック製ペン先で消耗しやすく、ずっと使い続けるというわけにはいかないのでしょう。
価格については、カートリッジ交換しながらリピート使用するのならば、トラディオの方がお得です。しかし1本きりの使用であれば、プラマンの方が安いです。
プラマンとトラディオ プラマン、どちらが良いとは簡単には言えず、使い心地や価格を含めて好みは人それぞれというところですね。
トラディオはユーロ圏でのバリエーションがすごい!?
トラディオは海外でも販売されています。驚くのはヨーロッパではトラディオの種類が豊富だということ。ヨーロッパの工場で製造された、現地の人向けに展開されているものが多くあります。これらは日本へ逆輸入の形で一部入っています。
私のトラディオ プラマンもユーロ圏限定のオレンジ色です。
大きめボディーな上に派手な色とあってよく目立って存在感があります。
ヨーロッパ限定商品には、トラディオのエナージェルペンや万年筆もあります。またトラディオ プラマンは日本では黒軸のみですが、ヨーロッパではそのほかにもパステル、蛍光色、パール、メタリック…など、とにかく軸色の種類が多いです。
確かにヨーロッパでは、派手な色の方が好まれるようにも思いますが、日本では黒軸だけというのはなぜなのか、不思議な気もします。
インクカートリッジです :
こちらの記事もどうぞ :
綺麗な字が書けそうな気にさせてくれるペン
トラディオ プラマンは一度使うとクセになる書き心地です。筆のようにとまではいきませんが、それに準ずるペン先のしなりがあって綺麗な字書けそうな気にさせてくれます。もちろん気だけではだめで練習が必要ですが(笑)。丁寧に書きたい書類や手紙などにはぴったりなペンです。ただ字幅が太めなので、細字があって小さな手帳でも使えたらよかったな、なんて思っています。