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「メビウス+ルパート」ドイツのおしゃれな!真鍮2穴シャープナー 

こんにちは、クリポンです。
これまで色々な鉛筆削りを使ってきましたが、初めて真鍮(ブラス)製のものを手にしました。まずは真鍮や銅の筆記具に魅せられて、その勢いで鉛筆削りもといったところです。

真鍮だからと言って、特別削りやすいなんてことはありません。扱いやすさから言えば、削りかすが溜まる容器が付いたプラスチック製の方が良く、軽くて持ち運びも便利です。

ただ真鍮であれば長く使えるので(刃の交換は必要)、自分に欠かせない小道具として定着していくのが楽しみでもあります。

今回は太鼓みたいな形の!?メビウス+ルパート(M+R)の真鍮製鉛筆削り、丸型2穴シャープナーをご紹介します。


Moebius+Ruppert(M+R) 刃の交換ができる!ダブルホールシャープナー

手にして嬉しい!昔ながらの鉛筆削り

メビウス+ルパートの鉛筆削り、2穴式です。

M+Rの鉛筆削りダブルホール4

ゴールドカラーはメッキではなく、真鍮(ブラス)の自然な色です。色と質感、それにデザインも見事で、こういう文房具は持っていて楽しくなります。それにレトロな見た目もたまりません。

古風な手動の鉛筆削りということで、カスの処理など面倒なところもあります。今時もっと便利なものは数多く存在しますよね。

削った後の鉛筆

ハンドドリップでコーヒーを淹れて飲む時間を楽しむように、ゆっくりと鉛筆を削って書くのを楽しむ。多少手間がかかっても、あえて昔ながらの道具を選ぶのもたまにはいいものです。

真鍮なので刃の交換さえしていけば一生ものとなり、愛着も湧いてきます。ずっと持っていたくなるような鉛筆削りです。

メビウス+ルパートとは

日本では知る人ぞ知るブランドかもしれません。「メビウス+ルパート」は4代続くドイツの老舗メーカーです。1922年にアルフレッド・メビウス(Alfred Möbius)氏とハインリヒ・ルパート(Heinrich Ruppert)氏により設立されました。

設立者の名前を取った社名「メビウス+ルパート(Moebius + Ruppert)」は略して「M+R」のロゴでも知られています。

製図用品を製造する会社で、特に鉛筆削りと定規は豊富な製品が揃っています。

鉛筆削りにいたっては、みたことがないほどのラインナップの多さに驚きます。素材や形はもちろんのこと、多種多様な芯の削り方を選べるなどして、メーカーのこだわりが見られます。

太鼓のような形がかわいい!2つ穴式「DISCOS」

メビウス+ルパート(M+R)の鉛筆削り「DISCOS」です。

M+Rの鉛筆削りダブルホール2

実際にはDISCOSの名で呼ばれることは海外でも少なく、通販なんかでは丸型2つ穴シャープナーとか、または単に0602と品番で表示されることが多いです。

裏面です。表裏両面に刃が付いています。

鉛筆削りの裏面

M+Rには様々な形の真鍮製鉛筆削りがある中、DISCOSは代表的なものの一つです。この太鼓みたいな形のシャープナーは、ステッドラーにもあります。

DISCOSは真鍮製ということで重さは47gあります。鉛筆の重さが6gほどとするとその約8倍。小さいながらも重さと見た目の迫力があります。

2つ削り穴がある理由は?

側面には2つの穴が開いています。一つは普通の鉛筆用(直径8.5mmまで)、もう一つは太軸鉛筆用(直径11.2mmまで)です。

普通の鉛筆用の穴。

鉛筆の差し込み口3

ジャンボ鉛筆用の穴。かなり大きいです。

鉛筆の差し込み口1

ファーバーカステルやステッドラーなど、ドイツメーカーにはジャンボ鉛筆が商品にあります。そのためドイツの鉛筆削りでは、ジャンボ鉛筆も削れるようなものが多いです。

デザインのためだけじゃない!ローレット加工

側面にはギザギザ模様のローレット加工が施されています。表面とは違って光り方が鈍く、そのコントラストがいいです。

側面のローレット加工

デザイン的に映えるローレット加工は、実用的にも機能しています。小さな鉛筆削りなのですが、このギザギザのおかげで指が滑ることなくしっかり保てます。

上から見た様子

時間と共に色が変化していくことで、真鍮らしい深みが出てくるのが楽しみです。

試しに削ってみた結果は?

M+Rの鉛筆削りには、デッサン用に細く尖らせるなど、特殊な削り方ができるものもあります。この2つ穴シャープナーは、標準的な削り方になります。

鉛筆と色鉛筆を削ってみます。

削る前の鉛筆
削っている様子

折れるのではないかと心配になるくらい、鋭い角度で削れました。

私はジャンボ鉛筆を持っていないので、普通鉛筆用の方でしか試していません。ドイツの鉛筆削りではよくジャンボ鉛筆も削れるようになっていますが、日本ではなかなか使う機会がないです。

使い捨てじゃない!刃の交換でずっと使える

今のところまだ新しいので気持ちよく削れますが、どの程度刃が持つのかは、使ってみないと分かりません。

M+Rの良いところは、刃が別売りされていて交換できること。切れ味が鈍くなったら換えればいいので安心です。

替刃については、モデルによって刃の寸法が異なるので、0602番用のものを選んでくださいね。

おまけ : ステッドラーの同じ形のシャープナー

実はステッドラーに全く同じ形の鉛筆削りが存在します。ステッドラーのものはマグネシウム製で軽く、M+Rのものに比べると安く手に入ります。

ただ機能が違い、ステッドラーのものはジャンボ鉛筆は削れず、2つ穴両方とも普通鉛筆用です。一つの穴は角度が鋭く削れ(23度)、もう一つの穴は角度緩やか(30度)に削れます。

ステッドラーについては替刃は販売されておらず、M+Rのものとは互換性がないようです。

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鉛筆削りは刃物なので、何本も削っていると刃の切れ味が悪くなってきます。たいていの手動鉛筆削りは刃の交換ができないので、丸ごと買い換えることになります。M+Rの場合は交換できるのが嬉しいです。できれば自分で刃を研げるといいのですが…なかなか難しい。昔ファーバーカステル鉛筆削りの刃を研いでみたことがあるのですが、見事に失敗しました。

今回のものは特に真鍮ということで、部品交換しながら長く使っていける面白さがあります。M+Rは他にも面白い鉛筆削りがありコレクション中なのですが(笑)手に入らないものもあるんですよね。

画材

Posted by cripon