ロディアのメモ帳のこと、もっと知りたい!
こんにちは、クリポンです。
思いついたアイデアや、人からの伝言…どこかに書き留めておきたいと不意に思うことはありませんか。そんな時は、決まったメモ帳を用意しておき、書き留めておくのも一つです。
好きなサイズが選べてカスタマイズしやすい、ロディア Rhodia のメモ帳をレビューします。
「ブロック ロディア」人気のメモ帳を大解剖!
シンボルカラーはオレンジと黒
日本でも人気のロディアは、フランスの文房具メーカーです。ロディアのロゴといえば、2本のモミの木。ロディアの創業者である、ヴェリヤック兄弟を象徴して描かれたものです。
1934年に創業して以来、ノートなどの紙製品を中心に発展してきました。
ロディアといえば、オレンジと黒のシンボルカラーが印象的。でも近年は、ロディアラマのような、カラフル路線での展開も見られます。
こちらに詳しく書いています。
2014年には創業80周年を記念して、ロディアのブロックメモやノートに、ホワイトバージョンが登場しました。
定番カラーであるオレンジ&黒以外の製品が、続々と出てきています。
こちらは昔のロディアメモ帳で、オレンジと黒のデザインになる前のもの。no.18(A4)とno.11(A7)です。
当時はそれほど丈夫な表紙ではなかったので、割とすぐにボロボロになりました。20年以上前に使ったものを今でも記念に持っています(笑)。
紙質バッチリ、インクの裏抜けなし!
ロディアで最も知られている製品はメモ帳でしょう。ブロックメモとも呼ばれています。フランスでは長年親しまれ、どこのスーパーにも必ず置いてある人気商品です。
ロディアメモ帳の特徴は紙質が良いこと。とにかく書きやく使いやすいです。どんな筆記用具でもすべるように書け、太字の万年筆でもインクが裏に抜けることはほとんどありません。
学生をはじめ、万年筆をよく使うフランスでは、インクが裏抜けしないということは、ノート製造において大前提といえます。
全く裏抜けしていない!
丈夫!しかも使い勝手が良い理由3つ
1. しっかり丈夫なホチキス留め
メモ帳は80枚の紙が、厚めのボール紙と一緒にホチキス留めになっています。ホチキス留めと聞くと、軟弱な印象を持つ方もいらっしゃるでしょう。
時間とともにメモ帳が破れはじめ、バラバラになってしまうのではないか…と心配されるかもしれません。
でもロディアのメモ帳なら大丈夫。ちょっとやそっとの扱いで破れたりしません。紙量たっぷりなロディアのメモ帳は、末長く様々な場面で活躍してくれるでしょう。
2. 破って使える! 切り取り線入り
メモ帳には切り取り線が入っており、1枚ずつ簡単に手で切り離すことができます。作りがしっかりしているので、どれだけ紙を破り取っていっても、本体のメモ帳が傷むことはありません。
最後の1枚までしっかり使えます。
3. カバーには撥水加工
カバーには丈夫な紙が使用されており、しかも撥水加工が施されています。昔のロディアのメモ帳は、使っているうちにカバーが破れていくのが悩みでした。でも近年のメモ帳はほんと丈夫になりました。長期間使っていても、カバーはピカピカ、綺麗なままです。
メモ帳のカバーの色は、鮮やかなオレンジ、黒、白の3色が用意されてます。どの色もいいですよね。
選べるサイズが嬉しい! ロディアのメモ帳
ロディアのメモ帳をおすすめしたい理由に、好きなサイズを選べることがあります。嬉しいのは、手のひらサイズから大判サイズまで用意されていること!好みや使用目的によって、自分に合うサイズが見つかります。
各サイズに番号が付けられている
ロディアでは各サイズに番号が振ってあります。例えば、手のひらサイズのメモ帳として人気なのがno.11です。
日本で購入できるメモ帳のサイズを、以下にあげてみましょう。
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ヨーロッパでは、さらに多くのサイズが販売されているようです。
たくさんありますね。でも全部のサイズがお店に揃っているというのは、フランスでも見たことがないんですけれどね。
ちなみに私が普段使用しているのは、まずはno.11、no.13、no.16の3冊。このサイズがお気に入りです。
こちらはno.8、縦長サイズ(7.4x21cm)です。
横にして使うことがほとんどです。
私が特に使いやすいと思うのはドットパッド。no.16サイズです。
ロディアの罫線が好きではない方は、ドットパッド、なかなかいいですよ。
ロディア・メモ帳の罫線は?
メモ帳の紙には、罫線(けいせん)が引いてあります。「方眼」「横罫(横ライン)」「ドット」「ミーティング罫」の4つから選べます。
横罫のメモ帳
横罫の幅は7ミリで、間隔が広めです。
話がそれますが、7ミリ間隔の横罫は、日本ではA罫と呼ばれています。
ノートの表紙にA罫、B罫などと書かれているのを、見たことはありませんか。これは横罫の幅を表現しています。
A罫が7ミリ幅、B罫が6ミリ幅、C罫が5ミリ幅です。
ロディアの横罫は、メモ帳でもウェブノートブックでも、すべて7ミリ幅と広めです。
方眼のメモ帳
方眼の線の色については、表紙がブラックとオレンジのものは紫色、ホワイトのものは灰色の線が引かれています。
個人的にはメモを取る際に、線が邪魔だと感じたことはありません。でも鉛筆やシャープペンの場合、書いた文字が薄いと方眼の線と重なって、見えにくく感じるかもしれません。
色濃くて太めのサインペン、万年筆で書くと、方眼の線はそれほど気にならなくなりますよ。
ドット罫線ならばdotpadを選ぼう
横罫や方眼の線が気になる場合は、ドット罫線がおすすめです。
ドットのメモ帳は特別に「ドットパッド dotpad」の名で親しまれています。サイズは大小4種類あり、カバーの色はオレンジとブラックがあります。
知ってた?紙質の違いで2つのバージョンあり!
ロディアのメモ帳は、紙質が異なる2つのバージョンがあることをご存知ですか。
紙質って…一体何が違うのか。それは紙の重さです。
紙の重さは坪量(つぼりょう)と呼ばれ、1平方メートルあたりの重さで表されます。単位は g/m2(グラム毎平方メートル)です。
こちらの記事で坪量について解説しています。
原因は坪量かも!?坪量によるノートの裏抜け比較です。
紙質アップした「ロディア ブロックR」
一般に、坪量の値が大きいほど、紙が丈夫になります。ロディアでよく知られているのは、80g/m2のメモ帳です。
しかし特別バージョンとして、90g/m2のメモ帳があり「R」シリーズと呼ばれています。Rシリーズは80g/m2のメモ帳よりも紙が厚めで丈夫です。
カバーに「R」と書かれているのが目印です。
90g/m2のメモ帳 :
80g/m2の(通常の)メモ帳はこちら :
これは便利、ロディア メモ帳の使い方!
いつでも簡単に、ビリッと破って使えるロディアのメモ帳。カバンに入れておくと重宝しますよ。
1. 必要な事、思った事はとりあえず書き留めておく
アイデア帳として使うのもよし。やるべきこと、誰かとの約束、買っておきたいものなど、思いついたことは何でも書いておけます。
特に手のひらサイズのメモ帳は、持ち歩くのにとても便利。軽いのでカバンに入れても気にならず、服のポケットに入れるのもいいでしょう。(もちろんポケットのサイズによりますが…)。
私は小さなメモ帳を「つぶやき帳」と名付けて、いつも携帯しています。ふと思ったことや感じたことを、さっと書き留めています。
2. 簡単に手書きのメッセージを残せる
必要に応じて、素早く1枚破り取り一言書く。人に何か頼みたい時、メッセージを残したい時など、メモ帳があると何かと役に立ちます。
3. いつものノートにちょこっと付け加える
普段使っている勉強ノートやアイデアノート、日記など、後になってちょっとだけ何か書き加えたくなる時があります。でもスペースがない!そんな時は、メモ帳に書いて、貼り付けるのもいいですよ。
カバーをつけて個性的なメモ帳に
ロディアのメモ帳は人気なだけあって、様々な専用カバーが販売されています。メモ帳が気に入り、長く使っていきたいという方は、お気に入りのカバーを掛けてみてはいかがでしょうか。一段と愛着がわきますよ。
私は2冊のメモ帳にカバーを掛けています。
ロディアカバーについてはこちらをどうぞ :
メモ帳にぴったり!「ロディアスクリプトマルチペン」についてです :
いつでもどこでも役に立つ、ロディア・メモ帳
子供の頃、国語の授業で「何のためにメモをとるのか」との質問に、「忘れてもいいように書き留めておく」と答えたことがあります。そうしたら「違う、忘れないように書き留めるんだ!」と、先生に怒られたことがあります。
私の子供時代の、ひねくれた視点から出た言葉ですが、怒ることでもないと思うんですけれどね。微妙なニュアンスの違いであって、言いたいことは一緒だったのですから。まあ、授業内容をノートに取ったからって、私が言うように忘れてもらっては困るのでしょう。
人間は忘れる生き物です。メモをすることの重要性は、誰もが認識するところだと思います。どこでも持ち歩きやすいロディアのメモ帳ならば、大事なアイデアをいつでもストックしておけます。忘れ防止に一役買ってくれますよ。