木軸が優しい【ファーバーカステル ベーシック】シャープペン&ボールペン
こんにちは、クリポンです。
先日のファーバーカステル 「アンビション・梨の木」に引き続き、今回も木軸の筆記具についてです。
日常使う家具や雑貨類など、木製品で揃えるのが好きです。文房具も木の素材が好きで、定規やペンなど、木だとなんだかホッとするんですよね。特に寒い冬の時期は、金属製の道具はキンキンに冷えます(大げさ)。冷え性なこともあり、この時期は金属製の軸などは、触るのに躊躇するんです。それもあって冬は木軸が大活躍します。
その一つが、ファーバーカステル「ベーシック」の木軸シャープペン・ボールペンです。
長年愛されてきたファーバーカステル「ベーシック」
え?ホント? ベーシックの製造中止!?
「ベーシック」とは、ファーバーカステルで展開されているコレクションの一つです。ベーシックの特徴は、握りやすさや書き心地のよさを追求し、グリップ部分に工夫が施されていること。製品にはボールペン、シャープペン、万年筆があり、素材や色のバリエーションが豊富に揃っています。
記事の冒頭から言うのもなんですが、長年続いてきた「ベーシック」シリーズは、どうやら製造終了となったようです。つい最近まで、フランスのファーバーカステルのサイト内で、製品紹介されていたのですが・・・。
こちらはベーシックの木軸、シャープペンとボールペンです。ベーシックの中でも古いモデルで、私が購入したのは20年ほど前になります。
鉛筆と同じ!スギの木でできた筆記具
シャープペン、ボールペン共に、軸の素材はスギの木です。少し赤みがかった、オレンジのような色をしています。写真では分かりにくいですが、黒いグリップ部分も木製です。軸の両端とクリップはプラスチックでできています。
手に取ると、木の感触が直に伝わってくるのが心地良いです。どこか懐かしい感じがするのは、鉛筆と素材が同じだからでしょうか。鉛筆もスギの木で作られているんですよ。
グリップ部分の素材も木なので、プラスチックやメタルのような冷たさがありません。優しく指にフィットします。
一つ問題点を上げれば、スギの木でできているからなのか、材質が柔らかく傷つきやすいことです。筆箱などに入れていると、すぐにかすり傷やへっこみができてしまいます。そういえば鉛筆も、すぐ軸に傷が付きますよね。扱い方は他の木軸の筆記具と同様に、1本だけ分けて持ち歩いたり、別に保管しておくのが良さそうです。写真ではところどころ、傷が見えています。
軽くて邪魔にならないシャープペン・ボールペン
太めのシャープペン・ボールペンですが、見かけによらず、とても軽いんです。重そうに見えるので、手に取った時は、ちょっと拍子抜けしました。量ってみたらシャープペンが11g、ボールペンが12gでした。uni-ballのシグノ水性ペンが12gだったので、だいたいシグノほどの重さです。
書き心地よし、でも少し欠点も・・・
手に馴染みやすいので書き心地がよく、私のお気に入りです。ただ個人的に、ファーバーカステルのボールペン・リフィルは、ちょっと書きにくい感じがします。書き始めになかなかインクが出てこなかったり、筆圧をかけないとインクの出が悪かったりします。
互換性のあるリフィルで気に入ったものがあれば、交換してみるのもおすすめです。ボールペンは簡単に分解できます。
私はというと、今もファーバーカステルのリフィルをそのまま使っています。ヨーロッパ系のボールペン・リフィルの質って、似たり寄ったりなんですよね。いつか日本で買おうと思いつつ、帰国しても、リフィルを買いに行くのを忘れてしまうんです。結局のところ、たまに書きにくさを覚えながらも、「ファーバーカステルのリフィルのままでいいや」と内心思って使っています。
ピンときた商品は買っておくべき!?
ファーバーカステルのベーシックシリーズが製造終了となって、ちょっとショックです。文房具に限らず洋服でも何でも、次々にモデル交代されていきますよね。過去にそのうち買おうと思っていて、製造が終わって買いそびれた文房具もあります。いろいろと欲しいものはあるけれど、予算的に全部買えないのが辛いところです。欲しいと思ったら買っておくべきか、悩みます…。