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まとめてレビュー【ラミー cp1】ツインペン、ボールペンなど

2022-05-22

こんにちは、クリポンです。
世の中には一般的な流行があり、自分だけに来る流行というのもあります。昔はそれほど興味がなかったのに、好みが変化して好きになり始めた事や物。私の場合は黒軸の筆記具です。もともと明るい色のものが好きなんですが、ブラックも良いなと思うようになりました。

黒軸の見た目はなるべく目立たないものがいいんです。しかし控えめでありつつ、形や質感にこだわっているものが好みです。お気に入りの一つにラミーのcp1があります。

今回はそんなラミーのロングセラー筆記具「cp1」についてお届けします。


「LAMY cp1」について知りたい! 控えめブラック軸が気になる!?

4種の筆記具が揃ったcp1

上から万年筆、ツインペン、単色ボールペン、シャープペンです。

ラミーcp1シリーズ

ツインペンは黒色ボールペン+シャープペン(0.5mm)の多機能ペンです。

これらは「cp1」と名付けられています。Cylindrical Pen(円柱状のペン)の頭文字をとったもので、見ての通り、軸は太さが一定の円柱形をしています。

ブラック軸特有の、クールな雰囲気がたまりません。対照的な2色使いで、細長い短冊形のシルバー色クリップが黒地に映えます。

ノートとシャープペン

製作者はラミー2000と同じ

cp1が誕生したのは1974年。ラミー2000を世に送り出した、ゲルト・アルフレッド・ミュラー氏による作品です。

ひときわラミーらしさが感じられるcp1やラミー2000は、今も評価が変わることのない傑作です。

上がcp1ボールペン、下がラミー2000のシャープペンです。

ラミー2000とcp1の比較

製作者が同じとあってこの2つは兄弟のよう。cp1を横にふっくらさせたのがラミー2000ですね。

cp1の特徴は?

写真のcp1の軸色は、マットブラックと呼ばれます。光沢を抑えた落ち着いた色合いで、さらっとした手触りが気持ち良いです。

ノートの上に置かれたツインペン

マットブラック以外にも、プラチナコートやヘアライン加工された軸もありましたが、製造終了となり手に入れるのが難しくなっています。

材質は金属製

cp1の材質は金属です。ラッカーで仕上げてあるため、金属っぽさを感じさせない軸です。

万年筆のみ一部、グリップ部分などに樹脂が使われています。

重めの筆記具

cp1はどれも小振りであるものの、万年筆以外は少し重めです。見かけとは異なる、意外な重さにちょっと驚くかもしれません。

  • 万年筆 : キャップあり19g / キャップなし10g
  • ツインペン : 24g
  • ボールペン : 20g
  • シャープペン : 20g

スリムな軸

細めの軸が特徴のcp1。軸の直径(軸径)は、ボールペンとシャープペンが8mm、万年筆とツインペンが9mmです。

鉛筆の軸径は7〜8mmであり、cp1のボールペン・シャープペンは鉛筆と似た太さと言えます。この2つは重さが20gある細軸で、握った時のバランスが悪いと感じる人もいるようです。

万年筆とツインペンは軸径が1mm増えますが、たった1mmの差なのに、握るとずいぶんと太くなったように感じます。軸径9mmは一般に細身の軸とされるものの、この太さならばそこそこの安定感があります。

ツインペンは24gと重めで、重心が少し尻軸側にあるものの、個人的にはバランスの悪さは感じないです。

もっと詳しく見たい!cp1

私が持っているツインペン、ボールペン、シャープペン、万年筆について細かく見ていきます。

1) ツインペン

ツインペンとはラミー独自の名称で、2つの機能を備えたペンのことです。cp1ツインペンは、黒色ボールペン+シャープペン0.5mmの組み合わせとなっています。

ラミーのcp1ツインペン全体の様子
長さ : 14cm
軸径 : 9mm
重さ : 24g

通常、多機能ペンというと、少なくとも2色ボールペン+シャープペンとか、3色ボールペンなど、3機能以上あるものがほとんどですよね。現在はあまり見ることのない2機能ペンですが、ラミーには複数のツインペンが存在します。

ツイスト式

cp1ツインペンはツイスト式です。軸の半分をひねってシャープペン/ボールペンの切り替えをします。

下の写真の、クリップの左に見える溝を境にしてひねります。

機能の切り替えをするためにツイストさせる部分

軸のペン先側を片手で固定し、クリップのある側を左右に回すことで機能が切り替わります。

ボールペンに切り替えた様子

シャープペンは0.5mmです。

シャープペンに切り替えた様子

他のラミー多機能ペン同様、消しゴム付きです。

尻軸に付属する消しゴム
替芯について

購入時は黒芯ボールペンが搭載されていますが、好きな色に、または好きなメーカーの芯に替えることができます。

軸の真ん中から分解できる

ラミーの多機能ペンは、ジェットストリームを加工なしで装着できます。品番はSXR-200-05(ボール径0.5mm)あるいはSXR-200-07(0.7mm)です。

シャープペンの芯を補充するには、管を引き抜いてその中に芯を入れます。つまりやすいので多くても2本くらいがいいようです。

シャーペンの芯を入れる方法
ヘアライン加工のクリップ

真っ黒軸で少々地味なcp1ですが、キラリと光るクリップが引き立っています。

後部の様子

クリップにはヘアライン加工がなされ、細かい筋がいくつも見えます。軸がマット調なら、クリップも同じくマットな質感で、うまく調和しています。

クリップの写真2

小さめのクリップですが、ばね仕掛けで開閉が簡単です。

クリップの写真1

上の写真のLAMYの文字の上を押すとクリップが開きます。ラミー2000と同じ仕掛けです。

トライペンもあり

多機能ペンと言うならば、やはり黒ボールペン以外にもう1色欲しい!との要望も多いでしょう。そんな場合は、cp1には3機能バージョン「トライペン」もあります。

ラミーのトライペンステンレスの全体写真

詳しくはこちらをどうぞ :

2) ボールペン

ラミーcp1のボールペン
長さ : 13.8cm
軸径 : 8mm
重さ : 20g

単色ボールペンです。購入時は黒色の芯が付いています。ツインペンはツイスト式ですが、ボールペンはノック式になります。

比べてみました。上がツインペン 、下がボールペンです。

cp1のツインペン とボールペン

ボールペンの方が作りが小振りです。大きさが違いますが、形はよく似ています。

他のcp1そっくりな!?軸の後部

先述したツインペンと同じような写真ですが、こちらはボールペンバージョンです。

尻軸側から見た様子
ボールペンのクリップ

ペン先の比較は上から万年筆、ツインペン、単色ボールペン、シャープペンです。

ラミーcp1シリーズ2

ボールペン・シャープペンは万年筆・ツインペンに比べて軸がスリムです。

ツインペンと異なる替芯

ボールペンに搭載されている芯は、品番M16(LM16)です。ツインペンと異なり、他社製リフィルをそのまま使用することはできません。

ボールペンの芯を取り出した様子

私は黒芯だったのを緑芯に替えて使っています。

3) シャープペン

ラミーcp1のシャープペン
長さ : 13.9cm
軸径 : 8mm
重さ : 20g

寸法、重さ、形はほぼボールペンと同じです。通常ラインナップはマットブラック軸の0.7mmのみですが、限定で0.5mmが登場しています。軸色はマットブラック以外にホワイト、ディープブルーがあります。

詳しくはこちらの記事に書いています。

4) 万年筆

キャップを外した様子
長さ : 13.5cm
軸径 : 9mm
重さ : キャップあり19g / キャップなし10g

キャップを閉めればただの棒に見えるかも!?万年筆っぽくない万年筆です。

詳細はこちらの記事に書いています。

ツインペンです :

ボールペンです :

シャープペン(0.7mm)です :

日本限定シャープペン0.5mm(マットブラック・ホワイト・ディープブルー) :

万年筆です :

ラミーについて他にも書いています。

他人とかぶりにくい個性的ペン

ボールペンやシャープペンの軸は他にあまり見かけない細さで、握ると少々頼りない感があります。でもそこそこ重さがある分、安定した書き心地が得られているように思います。

ツインペンに関しては多少太くなる分握りやすくなります。機能は2つと限定されますが携帯しやすいペンなので、ボールペンは1色のみで十分という方には良いでしょう。

cp1は気持ち良いくらいに真っ直ぐシュッと伸び、形が美しいです。控えめな見た目ではありますが他には見ないちょっと珍しいペンでもあります。シンプルなデザインのものを探していて、しかも他人とかぶりたくないという方にはおすすめです。

多機能ペン

Posted by cripon