「ロットリング600 3in1」これ1本でOK! あると便利な多機能ペン
こんにちは、クリポンです。
近年何かと話題になる11月のブラックフライデー、フランスでも盛り上がっていました。文房具も一部お得に買えるとあり、毎年楽しみな時期でもあります。
ブラックということで…黒軸筆記具を手に入れました(いや、たまたまです)。私にとっては久々のロットリングです。最初はボールペンを、と思っていたのが、結局購入したのは多機能ペン。筆箱に複数のペンを入れて持ち歩かなくても、これ1本あれば大抵のことは済み、特に外出先では何かと重宝します。
今回はウワサ通りのかっこ良さ!ロットリング600の3in1多機能ペンをレビューします。
「rOtring 600 3in1」マルチペン 人気の秘密はどこにある?
人気モデル600の多機能ペン版
ロットリング600の3in1です。
ロットリングには数字シリーズ(300・500・600・800)があります。今回ご紹介するのは、ロットリング600のデザインをベースに作られた、多機能バージョンです。
多機能ペンはマルチペンとも言われ、1本で複数の機能が使えます。ロットリングの3in1には、2色ボールペン(黒・赤)とシャープペンが備わっています。
基となるロットリング600はデザインと使いやすさに定評があり、世界で人気のモデルです。数年前にその600から多機能ペンが登場し、既存のボールペンやシャープペンと同様に高い評価を得ています。
600のシャープペンについて書いています :
ロットリング600 3in1の特徴は?
一体どんな多機能ペンなのでしょう。気になる特徴を挙げていきます。
4色揃った3in1
上の写真にあるのはブラック軸ですが、明るい色が好みの方もいらっしゃるでしょう。3in1は次の4色から選べます。
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ブラック :
シルバー :
アイアンブルー :
カモフラージュグリーン :
回転式の多機能ペン
一般に多機能ペンは、ペン先を切り替えるために、メーカーによりいろいろな方法が採られています。多くはノック式や回転式です。
ロットリング600の3in1は、回転式を採っています。
どこを回転させるかというと、「ココ」と書かれている部分です。
ツマミの部分は小さい上に、軸の端にあります。そのため慣れないうちは、ぎこちなさを感じるかもしれません。
もしスピーディーに切り替えたいのならば、ノック式多機能ペンがおすすめです。ノック式に比べて回転式は手間がかかります。でもこういう面倒なところを個性として捉えるのも、筆記具を使う楽しみの一つと言えます。
ちなみに3in1では、シャープペン芯の繰り出しはノックして行います。
重めのペン好きさんにおすすめ
この3in1には多くの人が惹きつけられる、かっこよさがあります。とはいえ好き嫌いはあるもので、その要因の一つに重さがあります。
全軸金属製とあって重量はなんと34g。筆記具は30gを超えるあたりから、握った時にペンに押される感覚すら覚えます。
普段軽めの筆記具に慣れている場合は、その差に驚くことでしょう。短時間または長時間筆記したいかにもよりますが、重さも考慮に入れて選ぶと良いでしょう。
重心に関してはほぼ真ん中あたりです。重量さえいとわなければ、そして低重心にこだわりがなければ個人的にはバランス良く握りやすいと思います。
赤色はロットリングのシンボル
ロゴは2箇所に書かれています。1つは目立つ赤色のロゴです。
ロットリングとは赤い(ロット)輪(リング)の意味を持ちます。実際、ロットリングの筆記具にはしばしば赤色の輪が描かれており、ロゴも赤色です。
個人的には黒と赤の組み合わせが大人っぽくて(ちょっと色っぽさもあって!?)気に入り、ロットリングは黒軸を選ぶ率が高いです。
もう一つのロゴはこちら。クリップ表面にrOtringの文字が彫られています。
魅せる!グリップ
グリップにはローレット加工が施されています。
本来ローレット加工は、握った時の滑り止めとしての役割があります。しかしロットリングの面白さは、デザインの一部として取り入れられていること。シンプルな軸上のギザギザ模様が印象的で、見る人の目を引きつけます。
ボールペン/シャープペン機能を切り替えるツマミの部分もローレット加工です。
芯を替える方法は?
一体どうやって分解するのだろう…と悩みがちな多機能ペン。リフィル交換、またはシャープペン芯の補充のために必要となりますよね。
この3in1では、機能切り替えのツマミのすぐ下、クリップからペン先までをゆっくり引き抜きます。ネジ式ではないので引っ張るだけです。
ボールペンリフィルは他のメーカーのものと互換性があります。それならばリフィルを使い切った時も安心ですね。
ロットリング純正のものを使ってもよし、あるいはジェットストリーム等を装着することも可能です。
私の3in1のパッケージには青芯がおまけとして入っていました。表記されていなかったので驚きましたが、青をよく使うのでありがたいです。
例えばこちらのリフィルと互換性があります。
シャープペン芯の補充方法
シャープペン芯の補充は、芯が繰り出される部分を引き抜いて、開いた管の中に芯を入れます。
シャープペン芯は好きなメーカーのものをどれでも使えるので、リフィルのように悩むことがないのがいいですね。
600シャープペンと比較
600のシャープペンと並べてみました。シルバー軸がシャープペンです。
この3in1が、600のデザインを基としていることが分かります。
軸中に2本のリフィルとシャープペン機能を含む多機能ペンは、その分軸が太く、重さもあります。3in1は34g、シャープペンは22gです。
3in1のシャープペンは0.5mm芯のみになります。一方、単独のシャープペンは0.5mmと0.7mmがあります。
3in1とシャープペンはペン先部分の形が異なります。
シャープペンには長さ4mmのガイドパイプが付いています。これは製図用シャープペンの特徴で、長いガイドパイプのおかげで、芯の先まで視覚的に捉えやすくなります。600シャープペンの人気の理由の一つです。
安定感抜群の600シャープペン。長時間の筆記をするならば、単独のシャープペンの方が向いているように思います。重さもだいぶ軽くなり、こちらの方が握っているのが楽かもしれません(とはいえ22gも重めの部類に入りますが)。
ブラック :
シルバー :
アイアンブルー :
カモフラージュグリーン :
ロットリングのシャープペンについてまとめています :
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重めだけれどバランスの良い多機能ペン
またまたお気に入り多機能ペンが増えました。どことなく男っぽさが漂う黒軸ですが、そんなワイルドなところに惹かれました。回転式で重量があって、万人受けするペンとは言えませんが、バランスは良く書きやすいと思います。
多機能ペンではありますが、実は私にとって初めてのロットリングのボールペンになります。思いのほか書きやすく掠れもなかったです。とは言っても油性ボールペンは個体差があり、掠れが出る場合もあります。いつかまた数字シリーズの別のボールペンも試してみます。