ゼブラ「SL-F1」伸び縮みする!ミニボールペン
こんにちは、クリポンです。
趣味で文房具のコレクションをしていますが、たまに悲しくなることに遭遇するとすれば、それは商品の製造終了を知ったときでしょうか。廃番は文房具に限ったことではなく、よほどの人気商品とならない限り、避けられないものと分かってはいるのですけれどね。
既に持っているものでも、終了となるとなんだか寂しい気持ちになるものです。本当に気に入っているものの場合、壊れた時に買い換えられなくなるという不安もあります。
今回は密かに悲しむ人も多い!?廃番が決まっているゼブラのSL-F1伸縮ボールペンについてお届けします。
ゼブラのSL-F1シリーズ、惜しむらくは廃番決定のボールペン
海外でも人気のボールペン
昔から伸び縮みするボールペンは色々と存在します。ゼブラのSL-F1はその代表格とも言えるほど、よく知られています。
こちらはSL-F1のSTです。
STの他に、SL-F1 miniと呼ばれる、細軸で長さが短いものもあります。どちらもキャップいらずのペンで、軸を伸縮させることで芯が出たり引っ込んだりします。
長年親しまれてきたペンであり、今までに使ったことのある方もいらっしゃるでしょう。なかなか人気のペンで、SL-F1は海外でも販売されていています。ちょっと変わった伸縮式ということもあり、海外の方がネット上でこのペンを話題にしているのを見ます。
実はこのボールペン、数年前より製造終了となっています。今のところまだ市場に出回っていますが、そろそろ軸色も限られてきて、値段もだいぶ上がってきました。当初は300円ちょっとで売られていたようですが、今では残りが限られているということもあり4〜5倍、それ以上にもなってきています。
冒頭にも書いたとおり、モデルの終了はやむを得ないことではありますが、やはり残念ですね。
好みで選べるサイズが嬉しい!
SL-F1のポイントは、使わないときはコンパクトサイズとなり携帯しやすいことでしょう。手帳用ペンに、あるいはカバンやポケットに忍ばせておくのにちょうどいいです。
STとminiは寸法に違いがあり、好みで選べるのが嬉しい点です。STは長めな上に太めの軸です。
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この2つは一見するとよく似ています。購入の希望に合わせて「ST」または「mini」のどちらなのか、よく確認してみてくださいね。
中間サイズのSL-F1海外版
私はminiは持っていないのですが、STとminiの間のサイズのものを持っています。下の写真のオレンジ色の軸がそうです。
オレンジ色のものはゼブラの海外向けの伸縮ボールペンです。厳密にはSL-F1ではなく単に「telescopic(伸縮) pen」の名で販売されているものです。
このペンの長さは収納時は97mm、伸ばすと130mm になります。SL-F1 mini(収納時 : 83mm、伸長時 : 107mm)はさらに小さいわけです。
比較のために他の筆記具と並べてみました。BICのシャープペンはよくある標準サイズと言えます。
赤色軸のペンは長さ80mmであり、SL-F1 miniはこれに似たような寸法(収納時)なんですね。確かに小さい!
赤軸のボールペンは、ドイツのメーカー「オンライン」のツイスト式ボールペンです。
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軸太めのST、細めのmini
SL-F1 STのグリップ部分です。STはminiに比べると程よい軸の太さがあります。
グリップ部は短めですが、なんとか指がおさまります。
伸ばせば134 mmになり、書くのに支障のない長さになります。ただ軸がデコボコするのが、握っていて気になりもしますが、まあ慣れます。
もちろんクリップも付いてます。胸ポケットやノートに挟んでも良いでしょう。
SL-F1の替芯は?
SL-F1はリフィルの交換が可能です。ネジを回して外します。
STとminiではリフィルが異なるので注意してくださいね。
STの替芯はゼブラF-0.7です。
miniについてはゼブラの4C、または他メーカーの4C規格の芯も使えます。
miniに似ている海外版
こちらはゼブラの海外向けの伸縮ボールペンです。形がSL-F1 miniと似ており、参考になるかと思います。ただ海外版はちょっとチープな感じが否めず、断然miniの方がカッコ良いですね。
STとは違う伸び方をし、miniと共通です。STに比べるとかなり細軸です。
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気になったものは手に入れておくべき!?
早かれ遅かれなくなってしまうだろうSL-F1、今回は自分のためにも忘備録的に書いておきました。今のご時世、ただでさえ手書きが減っていることもあり、売れ続ける筆記具を作るのはなかなか難しいことです。これまでも個人的にとても良い商品だと思うのに、え〜廃番にしちゃうの!?というものはいくつもありました。そのうち買おうと思っていて、忘れてしまっていて廃番となり買えなくなったなんてこともありました。気になった時点で手に入れておかないとダメですね。今持っているSL-F1は大事に使おうと思います。