太めの三角軸が握りやすい! Faber-Castellの「ポリボール」と「ポリマティック」
こんにちは、クリポンです。
筆記具の軸の形は実に多様です。円形や鉛筆でお馴染みの六角形、他にもメーカーによりいろいろな工夫が見られます。
握りやすいという観点から、ドイツメーカーでしばしば採用されるのが三角形の軸です。意外にも三角軸は、握る指の収まりが良く、個人的にも好きな軸です。
今回はファーバーカステルの三角軸の筆記具「ポリボール」ボールペン、そして「ポリマティック」シャープペンをご紹介します。
ファーバーカステル Poly BallとPoly Matic 気軽に使いたいボールペン・シャーぺン
パステル色に惹かれて衝動買い!
ファーバーカステルの「ポリ poly」シリーズから、ボールペンとシャープペンです。
ボールペンは「ポリボール」、シャープペンは「ポリマティック」の名前が付いています。ずんぐりむっくりな見た目が!?かわいい筆記具です。
ポリシリーズは軸のカラーバリエーションが豊富で、新しい軸色が時々登場し、ファンを楽しませてくれます。すでに廃番となった色もあり、以前はネオン系の色もあったように思いますが、最近はパステル色が多いです。
私の持つ2本の色名は、上がミントグリーン、下がエメラルドグリーンです。
実はこのポリシリーズは購入を考えていなかったのですが、好みの青緑系の色を文房具屋で見つけて衝動買い。2年くらい前のことです。
日本未発売のポリシリーズ
ポリシリーズは、かなり前から販売され展開されているモデルですが、なぜか日本ではずっと未発売商品です。とはいえボールペンの方であれば、アマゾンで一応買えます。日本では一般にシャープペンを使う機会が多いのに、ボールペンのみというのはちょっと残念な気がします。
ファーバーカステルのボールペンラインナップについて、低価格帯に属するモデルはそれほど多くはないのですが、ポリボールはその一つです。あとはグリップ2010(またはグリップ2011)といったところでしょうか。
ポリシリーズはヨーロッパでは、購入場所にもよりますが千円以下でも買えるペンで、やはりその質は値段相応と言えます。丈夫で使い勝手が良くはあるものの、日本で購入するとだいぶ値段高めな感じがします。個人的にはあまり期待しすぎない方がよいモデルだと思います。
ポリボール・ポリマティックはどんなペン?
太め!の三角軸
ポリシリーズの大きな特徴を挙げるとすれば、太い三角形軸であることでしょう。
鉛筆と並べてみました。鉛筆は一般にかなり細軸なのでそれと比べるのもなんですが…。
三角軸はとても握りやすいんですよ。ただポリシリーズの軸は結構太めです。それほど手が大きくない私には、実は太すぎる感があります。グリップ2011(又は2010)よりも太さがあります。
太軸好きな方にはポリシリーズ、なかなか良いかもしれません。
存在感のある太軸ではありますが、ボールペンは16g、シャープペンは14gと、子供でも扱いやすい重さです。
軽く弾力のあるラバー軸
ポリシリーズの軸は両端が金属、中央はプラスチックなのですがその表面はラバー仕上げ、つまりゴム素材が使われています。
見た目にもゴムっぽいのが分かります。
ゴムなので、プラスチック軸とは違って軽い弾力があり、硬すぎず指が痛くなりにくいです。グリップには均等に線が入れられていて、滑り止めとして機能しています。
クリップの側面に入ったロゴです。
ポリボールにはXBと書かれていますが、購入時にボールペン芯は選択できず、全てXB(極太字)が入ってます。
好きなリフィルで楽しめるポリボール
ボールペンを分解してみました。口金部分がネジで外れます。
ファーバーカステルのボールペン芯は、G2規格に当てはまります。
G2規格はパーカータイプとも呼ばれ、このような形をしています。
ファーバーカステルのボールペンは、替え芯に純正のものを使うのもよし、または国産の好きなG2規格のものも使えますよ。
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カラバリ豊かで使い勝手の良いポリシリーズ
ポリシリーズはファーバーカステルの他のモデルに比べて、すごく特徴的なところがあるというわけではないものの、丈夫で軽くて携帯しやすい筆記具です。軸色はブラックやグレーだけでなくパステル色も揃い、子供から大人まで男女を問わず好みの色が見つかりそうです。未発売ということで手に入れにくいのが残念ですが、機会があれば手に取ってみてくださいね。