2024年ラミー限定インク「ブラックベリー&クリフ」が渋い!
こんにちは、クリポンです。
2024年ラミーサファリの限定新色が発売となりました。今年はブラックベリーとクリフという渋めの路線に、久々に変更というところでしょうか。2022年、2023年と2回、春らしい明るい色(パステル、ストロベリー、クリームなど)が続きましたからね。
でもただ渋めなだけでなく、万年筆とローラーボールについてはサプライズも。グリップと天冠部分に対照的な派手な色を用いる、面白い仕掛けがされています。
さて、私はというと買ったのはインクのみなのですが、2色ともなかなか良い色で使いやすそうです。
今回はラミーの2024年新色インク「ブラックベリー」と「クリフ」をレビューします。
2024 LAMY 限定インク 普段使いしやすい濃いめの2色登場!
ブラックベリーとクリフから想像できる色とは?
今年もラミーの限定色、ブラックベリーとクリフの2色が登場し、インクも同時発売となりました。
久々の渋色です。ネーミングから、ブラックベリーは黒味を帯びた紫色だなと想像しやすいです。ではクリフってどんな色?と思ってしまいますが…あまり馴染みのない色名です。
クリフ(cliff)とは英語で、海岸の切り立ったがけ(断崖絶壁 ダンガイゼッペキ)のこと。そう、三国志で有名なレッド・クリフ(赤壁)のそれです。
絶壁がどんな色なのか思い浮かべにくいのですが、今回のラミーのクリフ色とは、灰色がかった青色を表すようです。
ブラックベリーとクリフの色見本
2色の色見本はこちらです。
筆や綿棒なんかで太く書くとそうでもないのですが、細字の万年筆で書くと、2色とも黒さが目立ちます。見やすい濃い色なので、気分を変えて、いつもの黒色の代わりとするのもありでしょう。普段使いに活躍しそうです。
ブラックベリーは茶色味の強い紫色です。クリフに関しては、同時発売の万年筆などの軸とインクで少し色が違い、インクの方はグレーというより青味が強いです。
似てる?ブラックベリーとエルバン
ネット上で初めてブラックベリーの色見本を見た時、エルバンのムーンシャドーに近いのではと思いました。比べてみたら、似ているものの同色ではなかったです。
エルバンの方が明るいトーンです。でもエルバンは、万年筆のペン先が細字になるほど色が濃く出ることもあり、ブラックベリーと似た色の感じになります。それでもちょっと明るめですね。
ラミーから2024年に登場したダークライラックとも比較してみました。
今年のダークライラックは軽く赤茶色を帯びていて、ブラックベリーと共通した色味があります。
気になる!クリフとブルーブラックの違い
ラミーの定番インク「ブルーブラック」は、多くの人が一度は使ったことがあるのでは。このブルーブラックを基準として、クリフの青色がどの程度違うのか、気になる方もいらっしゃるでしょう。
クリフはインディゴのような濃い青で綺麗な色です。
ラミーのブルーブラックは幻想的ともいうような淡い色で、私のお気に入り青インクの一つです。ブルーブラックを濃くしたのがクリフという感じでしょうか。
クリフの方が「ブルーブラック」という名にふさわしい気がするのは私だけでしょうか。他方、写真下のブルーブラックは灰色味のある青色ということで、クリフの名でもいけそうですね(笑)。
人気が高そうな今年のインク
実は今回、ブラックベリーとクリフはカートリッジで購入しました。前回ご紹介したダークライラックが欲しくて、ついでにブラックベリーとクリフを買ってみたという理由からです。試しに色を見てからボトルで買うか決めようと思っていました。なんだか嫌な予感があったので、念の為カートリッジ二箱ずつです。
ところがあれよという間に、ヨーロッパではネット上でブラックベリーのボトルが買えるところがなくなりつつあります(英・仏・独語で検索する限りですが)。というか、なぜだか初めからあまり出回っていなかった気がするのですが。ブラックベリーとクリフのインクに関してはフランスで扱っているところを見つけられず、私のカートリッジは隣国で購入し送ってもらいました。
今回の新色で特に人気が高そうなのがブラックベリーで、なぜこんなに売っているところが少ないのか、なんでだろう…よく分かりません。4月以降に入荷されるようになるのか、様子を見てみます。ただアメリカでは普通に出回っていて、今のところは売り切れなんてことはなさそうです。
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買っておけば…と後悔すること
インクは特にコレクションをしているわけではなく、気になるものがあったらたまに買うという程度です。限定インクでもカートリッジがあれば、まずはそれでいいやと思ってしまい、後になって後悔するということが何回かありました。インクって実際に自分で書いてみないと好きか嫌いか判断できないから、ボトルで買うことに躊躇します。今回のブラックベリーはボトルで買っておけばよかったかなと思いました。逃がした魚は大きいではないですけど、買えなくなると余計に残念さが増すものかもしれません(笑)。