これがペン!?【ラミー ピコ】伸び縮み自由自在な見た目にびっくり
こんにちは、クリポンです。
筆記具のデザインについて私が気になってしまうものがあります。おしゃれなものが好きで、意表を突かれるような見た目のものに惹かれてしまします。そんな意味でラミーは大好きなメーカーの一つです。デザインの面白さといい使い勝手の良さといい、知れば知るほど興味が尽きません。
今回は私の大好きなボールペン!ラミーの中でもファンが多い「ピコ pico」についてレビューします。
「LAMY pico」コンパクトに収まるところがユニーク!
思わず目を惹きつけられるボールペン
閉じているときは、何これ?どうやって使うの?と、見る人を惑わせてしまうラミー ピコ。
後部をノックすると、前後に長さが伸びて正体を現します。その姿はまるで秘密兵器のようです。
ラミーのピコは2001年に発売されて以来、使いやすさ、そして発想の面白さもあいまって、人気が続くベストセラー商品です。
ピコの販売はボールペンのみになります。シャープペンなんかもあるといいなあと個人的には思うのですが、機能的に無理なのでしょうね。
びっくり! 長さがこんなに変わる
ピコの一番の特徴は、ノックするたびに伸縮して、大きく長さが変わることです。コンパクトに収まった姿から、使用時には1.3倍ほど長さが伸びます。
短くした時の長さ : 9.3cm 伸ばした時の長さ : 12,4cm |
9.3cmといえば手の平に収まるサイズです。携帯しやすく、小さすぎないポケットならば、すっぽりと入って飛び出すこともないでしょう。ピコの軸にはどこにも尖った部分がないので、服の生地を傷めないのも嬉しい点です。
筆記するときには、握るのに不足ない長さに伸びます。これだけ長さが変化するペンは珍しいですね。
ピコの重さは?
重さは22gあります。これだけあると、軽量のペンが好きな方にとっては、気になる重さかもしれません。でもピコは不思議と重さを感じさせないボールペンです。
定番色と限定色があり
軸の色は、各自の好みに合わせて多数の色から選べます。
ラミー製品によくあるように、ピコの場合も、常に販売されている定番色と、期間限定の色があります。
6つの定番色
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限定色については、現在も市場に出回っているのは、2017年に発売されたネオンピンク、2019年のネオングリーン、そして2020年のルクス ローズゴールドです。
私のピコは、レザーオレンジとネオングリーンです。
いつの頃からか、蛍光カラーの軸色の筆記具も好きになり、この2本はとても気に入っています。見るたびににやけてしまう可愛さ…まさに私好みです。
レザーオレンジは、カランダッシュ849のポップライン蛍光オレンジと、ほぼ同色でした。気がつけば、同じような色のものを買ってしまっています。でもピコの方が、ほんの少し赤みが強いです。
こちらのスイフトオレンジもほぼ同色です。
カランダッシュについてこちらに詳しく書いています。
スイフトオレンジについて書いています :
デザインだけじゃない! 書きやすさもgoodなピコ
一般的には、デザイン性を追求すると、使い心地がなおざりになる場合もあります。しかしさすがはラミー、ピコは書きやすさも考慮されたボールペンです。
バランスの良いペン先
書きやすさを得るためには、グリップ部分から芯の先まで、ある程度の長さを必要とします。そのあたりもよく考えられています。
ノックすると、筒の中からペン先が1cm分伸びて出てきます。
長さのバランスが良く、握った時に違和感が全くないです。
グリップには滑りにくい工夫あり
ピコは軸全体が太さの変わらない、チューブのようです。グリップとなる部分に、何か仕掛けがあるわけではありません。
そのため握りやすいペンとは言い難く、表面がツルツルとしているので滑りやすいです。
しかしこの点に対しての工夫が見られます。それは黒い輪の模様がほんの少し溝になっていること、そしてLAMYと書かれたロゴが飛び出ていること。この部分に指が引っかかることで、多少滑りにくくなっています。
これが軸に書かれたラミーのロゴです。
よ〜く伸びる後部
ノックするとペンの前部よりも、後部の方が伸びます。後部がよく伸びるからこそ、1.3倍もの長さになるのです。
これが短い状態の後部です。
伸びた時に、この黒い部分が長さに加わります。
グリーンとブラックのコントラストが映えます。ペン先部分にはブラックの輪がはめてありますが、長く伸ばした時のブラック色の配置のセンスが、これまたいいですね。
金属製の軸
ピコの軸の素材は、色にかかわらず金属です。
ネオン色の場合、写真を見る限り、軸はプラスチックのようにも見えるかもしれません。私も最初はプラスチックなのかなと思っていたのですが…。
実は金属製で丈夫にできています。
ただし黒い部分は全てプラスチックです。つまり伸縮する部分はプラスチックなんですよ。
気になるピコのリフィル、書き味は?
特殊な形のリフィル
気になるボールペンの書き味ですが、個人的にはラミーのリフィルに満足しています。
しばらく使っていないと、書き初めにかすれがあります。でもそれさえ気にならなければ、その後は滑るように書けます。たとえペンを浮かし気味にしても、絶え間なくインクが出て、気持ちよく書けます。
ピコはコンパクトである分、リフィルの形も特殊です。ラミーリフィルの品番は「M22」または「LM22」と名付けられていることもあります。
こんな風に変わった形なので、互換性のあるリフィルはなく、替芯はラミーのものを使うしかないようです。
私はラミーの芯が好きなので問題はないです。ただM22は色が黒と青しかないので、それ以外の色があったらなあ…と望んでいます。
リフィルの交換方法
リフィルの交換は簡単です。ペンの前方にある黒い輪の部分からが、ネジになっています。ここを外して交換します。
ラミーの芯「M22」の太さ
ピコの芯(M22またはLM22)は、太さB(太字)、M(中字)、F(細字)の3つがあります。選べる色は黒と青です。
私のリフィルの太さは2本ともM(中字)の黒です。ユニボールシグノの0.5芯と似た太さだと思います。
Mで太すぎるようには思いませんが、細字が好みの場合は、Fを試してみてくださいね。
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ピコは数本持ちが多い!?
ラミーには「名作」が多くあり、ラミー好きにとってはどのモデルも気になるものばかりですよね。中でもピコはその奇抜なデザインからひときわ目立つ存在です。魅力をお伝えするためにあれこれと書きましたが、なかなか全ては言い切れないです。実際にピコを手に取り、しゅぽっと軸が伸びるのを経験してみると、紙面では伝えられなかった感動を覚えるのではないかと思います。
私の場合はまずネオングリーンを購入し、その姿があまりにも可愛くて面白くてオレンジも手に入れてしまいました。やはりピコは数本持ちの方が少なくないようです。機会があれば是非手に取ってみてくださいね。