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メビウス+ルパート「ポリュックス」ちょっと贅沢なブラス製鉛筆削り

2024-11-20

こんにちは、クリポンです。
メビウス+ルパートには、おしゃれなブラス(真鍮)製の鉛筆削りが複数揃っています。形は色々とあり、商品によって異なる削り方ができるのが面白いです。

ブラスの良さは耐久性にあり、長く使うことで変化していく独特の風合いも楽しめます。珍しいブラスの鉛筆削りが数種類揃っていて作りも良いとあり、いつものコレクション病が出ていくつか集めてみました。

今回はメビウス+ルパートのちょっと贅沢な真鍮製鉛筆削り「ポリュックス pollux」をご紹介します。


M+R「Pollux」 細く長く尖らせたいならこれ! 驚くほど削れるシャープナー

贅沢な鉛筆削り「ポリュックス」

メビウス+ルパートの「ポリュックス」です。

M+Rの鉛筆削りカストール4

大きく見えますが、高さ2.7cmの小さな鉛筆削りです。大人の親指の第一関節から爪の先くらいまで、いや、もう少し小さいくらいでしょうか。

驚くほどのミニサイズだけれど、メビウス+ルパートの「ポリュックス」と言えば、同メーカーの「カストール」と共に高価な鉛筆削りとして知られています。日本では輸入品ということもあり大体5000円前後になります。参考までに、ヨーロッパでは20〜25ユーロくらい(3〜4千円)です。

削り穴

特別に開発された鉛筆削り

なぜ高価なのか、それは素材のせいだとは一概に言えません。というのもメビウス+ルパートのブラス製鉛筆削りには500円ほどのものもあるからです。

理由の一つはポリュックスとカストールが、このメーカーにとってオリジナルな製品であること。独自に開発された特殊な削り方ができるため、その技術料ということでこの価格なのでしょう。

特殊な削りと書きましたが、一般のものに比べて芯を細長く削ることができます。日常使いというよりも、デッサンなどのアート向けシャープナーなのです。

2つの鉛筆削の違い3

もちろん普段使いとするのもありです。手動鉛筆削りにこの値段!?というような贅沢な品ですが、刃の交換ができ、一度手にすれば一生ものとなることは間違いありません。

日本ではポリュックスと呼ばれず、「0601」と品番のみ表示されることが多いようです。

2大モデルの「ポリュックス」と「カストール」

メビウス+ルパートの2大モデルであるポリュックスとカストール、この2つは見た目が良く似ており、しかもほぼ同価格の製品です。

左がポリュックス、右がカストールです。

カストールとポリュックス

左のポリュックスは上部にくびれがあります。完全な筒状であるのがカストールです。

日本に限らず海外においても、この2つがネットのショップで販売されていたとして、詳しい説明がない上に写真が小さいと、違いが分からないまま買う人もいるのだろうと思います。

ただ日本では現在カストールを販売しているところがないようですが、購入するときは気を付けてみてくださいね。 ポリュックスの品番は0601、カストールの品番は0610です。 

内側に反った形に削れるポリュックス

ポリュックスの特徴である、上部を内側に反らせたデザイン。実はこういう形に削れるという表示でもあります。

こちらの色鉛筆を削ってみましょう。

色鉛筆を削る前

ポリュックスはデッサンなどに適するように、木をどんどん削って芯を長く伸ばしていきます。

削った後

ポリュックすの特筆すべき点は、内側に少し湾曲した円錐形に形作っていくということです。

通常の削り方と比べてみると分かりやすいでしょう。右は以前紹介したグレネードです。

2つの鉛筆削の違い2

こう見ると、左の鉛筆は内側に少し反るような形に削られています。

芯が細く長くむき出していて、欠点は筆圧強めだと折れやすいことでしょうか。でもこれだけ長く尖った芯で書くのもなかなか気持ちの良いものです。

ちょっと重いけど…ミルク瓶のような可愛らしさ

こうやって見ると、ミルク瓶のような可愛らしい姿をしています。

裏側

高さ2.7cmのとても小さな鉛筆削りですが、ブラス(真鍮)製ということで、見た目の愛らしさを否定するような重さがあります。

重さは24g。手に取れば鉛筆削りというよりも、金属の塊を握っているような気分になります(笑)。

小さいと削りにくかと思いきや、重みがあるおかげで削っている時の安定性があります。

裏側から

金属の表面はとてもツルツルとしています。真ん中に位置するギザギザ模様の帯が滑り止めです。削るときは、ちょうどこの部分に指がのるようなデザインになっています。

180度回転させると、長めの刃が付いています。牛乳瓶か花瓶か?その一部を切り取って、刃を付けたような感じです。

M+Rの鉛筆削りポリュックス

金属をバサッと一刀両断したような、厚い金属面が見えていてます。この分厚い断面が個人的には好きです。

M+Rの鉛筆削りポリュックス2

見ての通り、塗装はされておらず真鍮100%の製品です。

ポリュックスとグレネードの比較

ポリュックス(左)の隣にあるのは、以前ご紹介したグレネードです。

ポリュックスとグルナード

左のポリュックスの方がグレネードより少し大きいです。重さはポリュックスが24g、グレネードが23gです。

似たような寸法ではありますが、価格は大きく異なります。ポリュックスはメビウス+ルパートが独自に作った特殊鉛筆削りということで、より高価になります。グレネードは比較的安く、一般的な削り方ができます。

誰が買うのだろう、と思ってしまいそうなポリュックス鉛筆削りですが、私を含め興味を持つ鉛筆好きな方は少なくないのだろうと思います。

刃の交換で一生ものに!

鉛筆削りの刃は消耗品であり、多くの製品は使い捨てとなります。しかしメビウス+ルパートのブラス鉛筆削りは、刃の交換が可能です。

交換するには、適合する刃を選ぶ必要があります。ポリュックス用の刃は品番0601です。

ポリュックス :

グレネード :

もっと手軽にブラス製鉛筆削りを楽しみたい方に、こちらもあります。

他の記事もどうぞ :

豪快な削りにはまってしまうポリュックス

豪快なポリュックスの削りっぷりは癖になります。芯の先は細く尖りすぎるので筆記用とするのは好みがありそうですが、まあこんな削り方をするのもありだと思います。ただ折れやすいのでその点は気をつける必要があります。それにしてもメビウス+ルパートの鉛筆削りは面白い。商品ごとに削り方が違うなどのこだわりがあり、珍しさもあって最近はまっている次第です。

画材

Posted by cripon