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【モレスキン / ロイヒトトゥルム / ロディア】海外ノート徹底比較

2022-07-11

こんにちは、クリポンです。
モレスキン、ロイヒトトゥルム1917、ロディア。いずれも人気ノートブックを展開する、ヨーロッパ発のメーカーです。一度使ってみたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。

この3社のノートには共通点が多いものの、もちろん異なる点もあります。それぞれに良いところがあり、どれか1冊に絞ろうと思ってもなかなか決められない!と迷ってしまうこともあります。

今回はモレスキン、ロイヒトトゥルム1917、ロディアのノートを徹底比較します。


「Moleskine / Leuchtturm / Rhodia」ハードカバーとソフトカバー選ぶならどれ?

伊のモレスキン、独のロイヒトトゥルム、仏のロディア

一口にノートと言っても選択の幅は広く、価格もピンキリです。ちょっと奮発して良いものを買ってみよう!なんて思うことはありませんか。

多数ある人気のノートのうち、ご紹介するのは次の海外製3つです。

モレスキン、ロイヒトトゥルム、ロディアのノート2

伊のモレスキン、独のロイヒトトゥルム1917、仏のロディア。まるで対抗しているかのように、メーカー所属国が異なるのが興味深いです。

メーカーについて簡単に解説しましょう。

イタリア「モレスキン」

1997年にミラノで設立されました。モレスキン定番商品のクラシックノートブックは、イギリスの作家ブルース・チャトウィン愛用のノートからインスピレーションを受けて作られています。

ドイツ「ロイヒトトゥルム1917」

ブランド名から分かるように、設立は1917年です。切手やコインのコレクションアルバムを製造する会社ですが、その傍ら2005年に「ロイヒトトゥルム1917」を立ち上げ、ノートを中心に文房具を販売しています。

フランス「ロディア」

1934年、ヴェリヤック兄弟によってリヨンに設立されました。主にメモ帳、ノートなどの紙製品を販売していましたが、 近年は筆記具や文具アクセサリーにも力を入れています。

6つの項目でみる! 徹底ノート比較

モレスキン、ロイヒトトゥルム1917、ロディアは何が違うのか。6つの項目について詳しく見ていきます。

一番気になるのはこの違い!各ノートのインク裏抜けについては、こちらにまとめています。

1. サイズ展開

3社とも独自のサイズ展開がなされています。一応はA5、A6などの国際規格サイズに沿っているものの、長さや幅に長短があったりと、多少の自由が見られます。

把握しやすいように表にしてみました。数字で見ると違いがよく分かります。ハードカバーとソフトカバーに分けて表にしてあります。

ハードカバーノートのサイズ
tableau1
ソフトカバーノートのサイズ
tableau2
NOTEロディアについて

1.「ゴールブック」はバレットジャーナル用に特化されたノートです。それに対し「ウェブノートブック」と「ロディアラマ」は普通仕様です。
2. 日本で購入できるのは「ウェブノートブック」はハードカバー。「ゴールブック」と「ロディアラマ」はソフトカバーになります。
定番A5サイズでは「モレスキン」が一番コンパクト

数あるサイズの中でも、定番として人気があるのがA6, A5サイズです。

A6は手のひらサイズと小さめなので、持ち歩いてメモをするのに便利。A5はたくさん書き込みたい場合におすすめです。

本来A5の寸法は14.8x21cmになります。手のひらよりもずっと大きく、ノートに厚みがあるので、その分重さもあります。

下の写真は全てA5サイズです。

モレスキン、ロイヒトトゥルム、ロディアのノート1

モレスキンではA6サイズをポケット、A5はラージと呼んでいます。

A5サイズ(モレスキンはラージ)を3社で比べると、横の長さが1.5cmほど短いモレスキンが一番小さいです。

ノート幅の比較

下の写真は左がロイヒトトゥルム、右がモレスキンです。

ノートの厚さ比べ

手に取ると分かりますが、モレスキンには程よいコンパクト感があります。3社の中ではA5ならばモレスキンが一番持ち歩きやすいと言えるでしょう。

こちらはモレスキンの2つのサイズ、ポケットとラージの大きさ比較です。

ラージサイズとポケットサイズの比較

2. ページ数とノートの重さ

ページ数はハードカバーとソフトカバーで少し異なります。ページ数が多めなのはハードカバー。中でもA5が充実していて、ロイヒトトゥルムは251ページと最多です。それに比べると、ソフトカバーはページ数が少なめです。

ページが多いと嬉しいですよね。でもハードカバーでページ数が多ければ、その分ノートが重くなります。ソフトカバーでページ数が少なければ、重量軽めで持ち運びが楽になります。

ノートの重さの好みが、ハード / ソフトを選ぶ基準にもなります。ページ数と重量について表にしたので、参考にしてみてください。

ハードカバー
tableau6
ソフトカバー
tableau4

3. 罫線の違い

選べる罫線の種類は、どのメーカーも一緒ではありません。メーカーごとにまちまちです。

ロイヒトトゥルムとモレスキンの罫線
  • 横罫
  • 方眼
  • ドット
  • 無地

ロディアはモデルによって罫線に違いがあります。

Rhodia ウェブノートブックの罫線
  • 横罫
  • ドット
  • 無地
Rhodia ゴールブックの罫線
  • ドット
ロディアラマの罫線
  • 横罫

4. 微妙に異なる紙の色

用紙の色は3社ともアイボリーですが、微妙に色合いが異なります。

下の写真は、重ねたノートの右からロディア、ロイヒトトゥルム、モレスキンです。

3社の紙を比較

写真では違いがうまく撮れなかったのですが、ロイヒトトゥルムとモレスキンは薄めのクリーム色。他方、ロディアの紙の色は濃いめです。

ロイヒトトゥルムとロディアの紙を比較

上の写真は左がロイヒトトゥルム、右がロディア。ロディアの方がアイボリー色が強めです。

濃い色が気になる方もいらっしゃるでしょう。その場合はロイヒトトゥルムかモレスキンがおすすめです。

5. カバー色の種類

ノートのカバー色は、ベーシックな黒からカラフルなものまで、3社とも色彩豊かに展開されています。特に種類が豊富なのはロディアのゴールブックです。なんと32色もの色から選べます。

ロイヒトトゥルムのクラシックノートでは、色数が最も多いのは、A5サイズのソフトカバーで19色。ただし色数は罫線の種類により異なり、日本では手に入らない色もあります。

モレスキンのクラシックノートブックは、サイズに関わらず8色揃いです。

ハードカバー
tableau4
ソフトカバー
tableau6

6. カバーの質感

カバーの質感もそれぞれ3社で違います。どのノートもなかなか良いですよ。

モレスキンとロイヒトトゥルムはハードカバーのみの写真です。

モレスキン・ハードカバー
モレスキンの表紙
ロイヒトトゥルム1917・ハードカバー
ロイヒトトゥルムの表紙
ロディア「ウェブノートブック」ハードカバー

ロディアのカバーには合成皮革が使われています。プニプニとゴムのような触感があります。

ウェブノートブックの表紙
ロディアラマ・ソフトカバー
ロディアラマソフトカバーの表紙

3社のノートについて詳しくこちらに書いています。

迷ってしまうノート選び

人気の3社のノートについて比較をしました。私としてはどのノートもかっこよくて好き、迷うところですが、一番利用率が高いのはロディアです。というのもフランスにいるのでセールに遭遇したりと何かと買いやすいからです。万年筆をよく使うということでは、最近は3社の中ではロディアかロイヒトトゥルムがほとんど。今回挙げていませんがクレールフォンテーヌやオックスフォード、ファブリアーノなども使好きです。日本のノートも使いたいのですが海外にいるとなかなか難しいです。いつか日本のノートも含めてノート比較をやってみます。

ノート・手帳

Posted by cripon