ウォーターマン「エキスパート」洗練されたセンスに魅了される!ボールペン
こんにちは、クリポンです。
ウォーターマンにエキスパート呼ばれるモデルがあります。筆記のエキスパートとしての誇りに加え、筆記という行為そのものへのこだわりが感じられるペンです。
存在感、それにどこか滲み出るような凄みがあって、ペンを握り、書いて、芯を収納し卓上に置くところまで、自然と一つ一つの動作を丁寧にこなしたくなります。
今回はウォーターマンの人気モデル「エキスパート」ボールペンをレビューします。
WATERMAN Expert ビジネスにもおすすめ!フランス生まれのボールペン
フランスのエスプリを感じるボールペン
ウォーターマンのエキスパートから、ボールペンです。
フランス的な洗練されたセンスで魅了するウォーターマンの筆記具。ゆるいカーブを描くエキスパートの軸は、柔らかさと同時に、力強さも秘めています。
良き相棒となり、自信を持たせてくれるペンといいましょうか、プライベートはもちろん、ビジネスの場でも使えるエキスパートは、ウォーターマンの中でも人気のボールペンです。プレゼントにも最適です。
3種あるエキスパート
エキスパートは軸のデザインにより、次の3種類に分けられます。全体のフォルムや寸法、重さはほぼ同じです。
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違いについて説明すると、この中で、色使いや装飾が最もシンプルなのがエッセンシャルです。
メタリックは金属的な質感や色が強調され、都会的なかっこよさが感じられます。
デラックスはキャップに装飾が施され、より豪華に仕上げてあります。
エッセンシャルです:
メタリックです:
デラックスには2種類あります。似たように見えますが、キャップの装飾は波模様とストライプ模様のものがあるので注意してくださいね。
波模様はブルー色軸のみ、ストライプ模様はブラック・ホワイト・ダークブルー・ダークレッドの4色があります。
特徴はここ!エキスパートについて知りたい
貫禄ある!太めの軸
エキスパートの軸はプクッと膨らみがあり、全体に太めです。
特に太いのは軸の中央部分です。中央から芯の先に向かっては、絞るように細くなっていきます。
このような形の場合、握る場所によって太さの調節ができるのが便利とも言えます。
エキスパートとメトロポリタンの違いは?
エキスパートと似たモデルに、メトロポリタンがあります。ウォーターマンに興味がある方で、違いは何かと思われる方もいらっしゃるでしょう。
簡単に言うと、メトロポリタンはスリムな軸であるのに対し、エキスパートは太めになります。
使いやすさの感覚は人それぞれなので、どちらが良いと一概には言えません。ただメトロポリタンはかなり細めなので、細身の軸があまり好きでない場合はエキスパートの方が握りやすいでしょう。
重めだけれどバランスの良いペン
エキスパートは太さに加えて重量もあります。36gと結構な重さがあるものの、全体のバランスは良く、安定した書き心地が得られます。
程よい太さと長さ(142cm)があり、握る手とのフィット感がいいです。しかもペンの重さを使って、力を入れなくても楽に書き進めていける。握っているのが楽しくなり、いつまでも書いていたくなります。
100%! メイド・イン・フランス
現在はウォーターマンの筆記具は製造の全ての工程をフランスで行っています。
さまざまな事情から、製造を他の国で行うメーカーは少なくありません。それが悪いわけではないのですが、拠点とする国の中で、全てを管理し製造・完成までできるのであれば、それが品質保証の一つとなり、購入者としても安心感がありますよね。
ツイスト式ペン
エキスパートはツイスト式のボールペンです。ひねって芯を繰り出すので、ノック式に比べて扱いが多少面倒ではあります。
でもノック音を気にせずに済み、また所作が美しくみえるのが、ツイスト式の利点です。
素敵なロゴ
ウォーターマンではロゴもデザイン的にあしらわれています。
ロゴをアップで撮りましたが、実際はとても小さくて控えめです。
クリップの上部にはシンボルのWの文字。
天冠にもWが見えます。
簡単! 芯の交換方法
芯を使い終えた、または色を替えたい場合はリフィルの交換ができます。ボールペンの分解は簡単です。クリップが付いているキャップ部分を、芯を収納する方向のままさらに回せば、ネジが外れて分解できます。
気をつけなければいけないのは、ウォーターマンの芯は他のメーカーとの互換性がないことです。基本、ウォーターマンのリフィルを購入することになりますが、アダプターを使えば日本のメーカーのものも使えるようです。
2022年発売「エキスパート デラックス スペシャルエディション」
私のエキスパートは、ウォーターマンが2022年に発表した限定コレクションで「エキスパート デラックス スペシャルエディション」と呼ばれるものです。
今回のコレクションでは面白い試みがなされています。同じデザインを、ウォーターマン内の4つのモデルに施すというものです。
「エクセプション」「カレン」「エキスパート」「メトロポリタン」の4つです。それぞれにボールペンと万年筆がありますが、エクセプションだけは万年筆のみです。
この試みはこれが初めてではなく、2015年にも行われています。複数のモデルにおいて同デザインが発表されました。
セーヌ川をイメージしたモチーフ
2022年コレクションの目を引く特徴的なデザインは、キャップ部分に刻まれた波の模様です。ぐるっとキャップ全体がこの波模様で覆われています。
パリのセーヌ川のさざなみを表しているとのことで、角度によって白っぽく見えたり影ができたり。キラキラ光って本当にさざなみのようで、とても綺麗です。
軸の中央からペン先までは光沢のある青色で、水の色を表現しているのでしょう。底の静けさを感じさせるような深い青色で、心落ち着く色です。
埋もれている?クリップ
エキスパートは、しばしばクリップと軸の色が異なり、クリップが強調され浮き出たように見えます。
例えばこのような具合に。写真はメトロポリタンです。
しかし今回のコレクションでは、クリップの色はその真下の部分と同色です。しかも波の輝きに埋もれるようにして目立たなくなっています。
一般に筆記具は、クリップが目立つようにデザインされているものが多いように思います。隠れたように見えるクリップは、これはこれで粋なのではないでしょうか。
横から見ると、頑丈なクリップであることが分かります。
お気に入りがひとつ増えました。最初はエキスパート・エッセンシャルの購入を考えていたのですが、キラキラ波模様に一目惚れしました。
同デザインが施された4つのスペシャルエディションはこちら :
メトロポリタン:
エキスパート:
カレン:
エクセプション(万年筆のみ)です:
他のエキスパートはこちら:
エッセンシャル:
メタリック:
デラックス(波模様はブルー軸のみ、ストライプ模様はブラック・ホワイト・ダークブルー・ダークレッド):
ウォーターマンについて書いています:
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自分を綺麗に見せたくなる!?宝石のようなペン
ウォーターマンが目指す「宝石のような筆記具」という言葉通り、まるで洒落たアクセサリーを身につけるように、エキスパートを身につける(手に取る)というような感覚があります。すると自然にペンを持つ手、書くときの身のこなしを綺麗に見せたくなり、一字一字丁寧に書きたくなります。それだけではなく実用的にも優れていて軸は手に馴染んで書きやすい。いろいろな場で活用していきたくなるペンです。